八幡宮菱華銘
小笠原家家臣脇屋嶺忠による。
小笠原家が高須藩から転封(元禄四年七月)された翌年の鶯太刀祭り元禄５年３月１５日(1692年)での奉納文か？
小笠原家の概略と、三月十五日を臨時祭にしたことが書かれる。
脇屋家は、信州松尾以来の小笠原家家臣。
この銘文は[B7]福井県大野郡誌、[A14]菱実紀聞に載っている。
注記：小笠原政康が結城合戦出陣前の嘉吉元年(1441)の三月十五日に信州松尾の八幡宮で
軍立てし、
戦功をあげたことが起源と書かれているが、
政康は前年の十一月にはすでに信濃の軍勢を率いて結城に参陣している。
三月十五日は他の合戦ではないかというのが「松本市史」[B2]の見解。
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